元気のバランス~「元気」と「元気でない」とき
2024年02月07日
一昨日から昨日朝まで、首都圏は雪模様で大混乱に見舞われました。
雪国出身からすると(八戸は大雪になることは滅多にありませんが・・・・)、「これぐらいの雪でこんなに大騒ぎになっちゃうのが首都圏」と思ってしまいます。これを「雪国マウント」というそうです(笑)
SNSのトレンドワードに挙がっていたそうです。
同じくトレンドワードではないですが、アメリカで話題になっているのが、「セサミストリートのエルモの一言」だそうです。
1月29日、SNSでエルモが言った一言とは・・・
「みんな、元気?」
その問いかけに、多くは、「元気じゃない」「つらい」「悲しい」などの本音を吐露した返事がたくさんあったそうです。
「本当は、元気なんかなくて、○○のことがつらいんだよ」とか、「本音を言うと、つらくて悲しい」など。
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「元気?」と訊かれて、本当の意味での「元気」と答えられる人はどれだけいるのでしょうか。
私たちは、毎日「元気な一面」と「元気ではない一面」の両方を持っていると思います。
「元気」と言える部分は、今元気というよりは、「元気に頑張るぞ!」という意気込み的な一面。
意気込みなので、公の場面で堂々と言えるし言わなければ・・・という部分だと思います。
「元気ではない」部分は、今抱えている悩みや困りごとに対してのマイナスな感情が出てしまう一面。
この一面は、なかなか公然の場で話せることではなく、人によっては、自分で抱え込んでしまってメンタル不全に陥ってしまうこともあるかもしれません。しかし、親しい人や聴いてもらえる人に話すことも。
エルモの一言は、後者の一面を引き出してくれた一言だったのだと思います。
つらいとき、悲しいときに自分にため込まず、言える人がエルモだったのかもしれません。
私たちは、本音を押し殺して、ついつい頑張りすぎてしまうことがあります。しかし、それは一時の頑張りであって、長続きする頑張りではないと思うのです。
たまには、自分の「元気ではない」一面もどこかで吐露することで、「元気のバランス」が取れるのではないかと思うのです。
エルモの一言のニュースを観たとき、どんな言葉かと思ったら「みんな、元気?」のフツーの言葉。
なんだ・・・と期待外れと一瞬思いましたが、後から考えて、こんなに深い意味を持つ言葉だったんだと考えさせられました。
「元気?」と問いかけられたとき、「元気じゃないときもあるよ」と言える関係性っていいかもしれませんね。
初対面でのコミュニケーション~名刺は最大限の情報~
2024年01月31日
1月も今日で終わり。
毎年のことながら、あっという間に2024年も12分の1が過ぎました。1か月間で何をしてきたかな…と振り返ると、年が明けるとそれだけで慌ただしい気持ちになってしまい、成果を残せていないと反省の月末です。
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先日、副業をしている方を知人に紹介されました。
その時、名刺交換のとき、「今一歩」があれば付き合いたいと思うのに・・・と思ったことがありました。
副業されている方は、私とのつながりを希望されていたようだったので紹介の運びとなりました。
初対面の際、その方に名刺を渡しました。
ごく普通の名刺の渡し方です。会社名と名前を名乗って・・・です。
しかし、相手の方は、知人の紹介もあり、きっとその方の名前などのプロフィールを私は知人から聴いているのだろうと思ったのか、名前も名乗りませんでした。そして、そのまま名乗らずに、ご自身のビジネスを紹介し始めました。
また、こちらが渡した名刺には目もくれず・・・
一通り話を聴いて、その場は終了。
私の率直な感想は、「この方とは、仕事をすることはない」です。
理由は、2つ。
1つ目は、名乗らなかったこと。
2つ目は、名刺に書いていることに全く触れず、自分のビジネスの話だけしかしなかったこと。
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初対面のとき、名刺交換のコミュニケーションはとても大事だと思っています。「名乗らない」はそれ以前の問題ですが・・・。
初対面の方からいただく名刺は、相手の方からいただける最大限の情報です。その最大限の情報から、いかに相手と信頼関係の第1歩を築けるかだと思っています。
そうなると、受け取った名刺にどれだけ関心を持って、会話につなげるかがビジネスコミュニケーションではないでしょうか。
例えば、私の場合ですと、次の3つのことを必ず実践しています。
① お名前(苗字・名前)にフリガナがなく読めない漢字であれば、必ず訊く。
そして、「そうお読みするんですね。初めて出会う読み方です」などお伝えします。
② 会社名の由来、会社のロゴマークの由来を訊く。
③ 名刺の裏を必ず見る。
例えば、グループ会社で、各事業所とその住所が書かれているようであれば、知っている場所を伝えてその土地に関する共通話題につなげる。
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「相手が自分に関心を持ってくれている」とわかると、相手はより自分の情報を話してくれます。そこから更に共通項ができて、関係性が高まります。そこで初めて、「この人の話をもう少し聞いてみよう」という次のステージである「ビジネス」につながるのではないでしょうか。
今回のことは、自分も気を付けようと思うとともに、いい商品を持っていても、初対面コミュニケーションの重要さを再認識した出来事でした。
新年のご挨拶 2024
2024年01月05日
皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年中も全国各地の皆様には大変お世話になりまして、誠にありがとうございました。
心より御礼を申し上げますとともに、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
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さて、年始に心痛める災害や事故がありました。
能登地方の皆様には、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く普通の生活に戻れることをお祈り申し上げます。
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私事ですが、2023年は、股関節全置換術の術後リハビリから始まりました。
約50日のリハビリ入院生活で、退院後も松葉づえの日々、片杖の日々を約2か月ほど過ごしました。
おかげ様で、普通に歩けるようになってからは、”シャキシャキ”歩ける身体で一日20000歩歩く日もあったりと、行動範囲が広げられるようになりました。
ご関係者の皆様には、改めて御礼申し上げます!
2023年は、身体も落ち着かなかったりすることもあり、何となく本ブログ「Shizukaのつぶやき」をアップする気持ちになれず、発信ができなかったことを反省しております。
研修やコンサルティングでは、新たな試みなどもしておりましたが、それを文字にして発信することを怠っておりました・・・。
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2024年は、ブログを定期的にアップして、これまで蓄積してきたことを文字にして発信する一年にしたいと思っております。
幸いにして、多くの皆様より、研修や講演等でリピートをいただいております。
そのご依頼に感謝し、ご期待に沿えるよう、またお困りのことに更なる誠意をもってお受けし、対応できるよう努めてまいりたいと存じます。
また、2024年は、「エイトドア」の社名の由来である、青森県八戸市での活動も徐々に増やしてまいりたいと計画しております。
「八戸大好き」っ子としては、やはり地元に戻って、今の仕事を継続したいと画策中…
2024年も変わらず、何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社エイトドア
代表取締役 下田静香
聖隷福祉事業団 聖隷リハビリテーション学会で基調講演‐活動報告55
2023年10月01日
浜松市のアクトシティ浜松にて、聖隷リハビリテーション学会で講演してまいりました。
リアル開催はコロナ禍以来とのことで、全国の聖隷福祉事業団のセラピストの皆様が参加されていました。
今回の学会のテーマは、「障子をあけてみよ、外は広いぞ」。
今よりも、もっと、外を見ることで視野を広げよう、キャリアの幅を広げることで、成長!ですね🎵
私の講演のテーマは、「管理職とスタッフ双方の立場から考える働き方支援」。
まあまあ、難しいテーマで、当日の講演資料も直前まで追加修正しながら💦
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今回のテーマで、お伝えしたのは、次のこと。
✅ 働き方の選択は自己責任であること
✅ だからこそ、選択できるだけの選択肢をできるときに、
自分の旬なときに増やしておく大切さ
✅ 専門職として、自己啓発だけではなく、チームから学ぶこともある
✅ 先輩が後輩に教える成長だけではなく、先輩も後輩から学ぶことも
そして、「いつか来た道、いずれ行く道」ということばで締めました。
このことばは、以前尊敬する先生から教えてもらったことばでした。
ネットで調べると、誰が言ったのかはわからないようですが、まあまあ有名なことばのようです。
先輩たちへ、「今の若い人たちって・・・」というよく聞くフレーズがありますが、自分たちもそういう時代がありましたよね・・・
若い方たちへ、「とろいな~、早くやってほしいんだけど・・・」のように年を重ねると動作や処理が遅くなったり、忘れることもあったりしますが、自分もいずれそうなることがある・・・
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管理職もスタッフもお互いに高めあう、学びあうことが伝わればいいなぁ~と思いながら、講演を終えることができました。
この度の基調講演のご依頼をいただきました聖隷福祉事業団のリハビリテーション部門の皆様には、心より感謝とお礼を申し上げます。
青森県消防学校でビジネスマナーを講義‐活動報告54
2023年09月23日
去る9月5日(火)、青森県消防学校で、「消防職員初任総合教育課程」にて「ビジネスマナー」の講義をしてまりました。
消防職員初任教育とは、今年4月に新卒採用された消防職員が、約半年間、消防学校で基礎を学ぶ過程です。
ビジネスマナーの講義は、10月からいよいよ青森県内の各消防署に配属される前に、社会人としての心構えと基本的なビジネスマナーを学ぶ「社会人直前講座」のような講義です。
新卒採用される職員の多くは、高校を卒業して間もない職員です。各消防署に配属されてから、先輩や上司、地域の方々に対して、きちんとした態度と言葉遣いで接することが社会人として求められます。
だからこそ、配属直前に社会人の心構えやビジネスマナーを知っておくという意味では、とても大切な講義だとも思います。
講義内容は次のとおり。
① 社会人としての心構え
② ビジネスマナーの基本(あいさつ、言葉遣い、身だしなみ、電話対応)
③ 仕事の楽しみ方(自分を元気にさせる方法)
今年度は、66名の職員の皆さんがご受講いただきました。
それぞれ配属先では、最初のあいさつを元気いっぱいに!と言葉を贈り、講義を終えました。
10月の配属まであと1週間。きっと地域生活を立派に守ってくれる消防隊員になることと思います。
全国自治体病院協議会長野県支部で「接遇・マナー」の講演-活動報告53
2023年08月05日
去る7月31日(月)、松本市にあるキッセイ文化ホールにて、全国自治体病院協議会長野県支部主催の「病院職員のための接遇マナー研修会」で講演いたしました。
新型コロナ感染の影響で、このような会場で開催するのは4年振りとのことでした。
長野県内の自治体病院から約170名の職員の皆様がご受講くださいました。
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講演内容は、一般的な接遇マナーのおじぎの仕方などの具体的な技術を伝えるのではなく、まずは「なぜ、接遇・マナー」が重要なのかをお伝えしました。
①なぜ、わかりきったこと(あいさつ、言葉遣い、身だしなみや態度など)を大人になってまで学ぶのか
②接遇マナーはリスクマネジメント
③医療専門知識や技術が優れていても、接遇マナーができていなければすべて否定されてしまう
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コロナ禍では、オンライン研修だったため、受講者同士の意見交換ができなかったようですが、今回は、お隣の方や前後にお座りの方と2時間の研修の中で、4~4回の意見交換を交えながら進めました。
ただ、講義を聴くのではなく、自分自身がどう感じているのかを他者に発言することで、より講義内容を深く理解できるからです。
講演後、主催者側の支部長から、「系統立てた内容で、どれも腑に落ちた。」 とのコメントをいただきました。
お暑い中、ご受講いただいた皆様、主催者の皆様、研修会開催スタッフの皆様、ありがとうございました。
上尾医科中央グループでの研修の様子-活動報告52
2023年05月14日
昨年度、埼玉県上尾市に本部を置く上尾医科中央グループ(以下、AMGグループ)での係長以上研修の様子を、グループ職員向け広報しに掲載していただきました。
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昨年度は、6月に「人事評価の基礎」、11月に「評価結果のフィードバック」についてお伝えいたしました。
人事評価制度は、どの組織でも必ず課題があります。また、課題はなくなることがなく、常に評価者(管理職)はその課題を解決し続ける必要があります。なぜならば、人事評価は、人材の育成やチーム運営の定期点検の役割があるからです。
6月は、評価者としての役割や人事評価の基礎知識、評価が高い人や低い人への対応についてお伝えしました。
11月は、評価結果を効果的にフィードバックするため、面談のすすめ方やモチベーション管理をお伝えしました。
今回の広報誌では、11月の様子とご受講された皆様からのご感想、ご意見をいただきました。
肯定のご回答を多数いただき、講義した側の立場として大変嬉しく思うとともに、私自身も皆様のお役に立てるようさらにブラッシュアップしてまいりたいと思います。
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今年度も引き続き、『管理職の仕事のやりがいについて考える』をテーマにご依頼いただきました。
管理職をやりたくないという考えが増えつつある中、管理職になったからこそ経験できる醍醐味をお伝えできるよう準備を進めております。
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昨年度の研修実施にあたり、人材開発室の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました!
「わからない」「困っている」を正しく伝える力~今すぐ、新人さんに身に着けてほしいこと~
2023年04月24日
今月は、新人研修や新任管理職研修が続きました。
ようやく落ち着きつつあります。
ただ、毎日連日の研修で、アウトプットばかり続けていると、自分自身のインプット情報が枯渇していると実感してきます。GWは、勉強WEEKにしようかと計画中です。
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さて、ここ3年間ぐらい新人研修で新人さんたちにお伝えしていることがあります。
「仕事を楽しむためのセルフマネジメント」です。
新人の時は、とにかく不安なことばかりだと思います。
不安の原因を解決しなければ、不安は徐々に大きくなっていきます。大きくなると、仕事を覚えようにも手につかなくなってしまうことも考えられます。
特に、新人になるのと同時に一人暮らしが始まると、自宅に帰って一人でますますその不安は大きくなる可能性があります。
セルフマネジメントは、さまざまな側面がありますが、その1つとして、「自分が困っているときに、自分から声をあげる」を伝えています。
まず、仕事を楽しむためには、
① 不安を排除しよう! と伝えています。
不安を排除するためには、
② 「自分は不安だ」ということを正しく伝えよう! と伝えています。
不安は、「教えてもらったけれど、わからなくなってしまって、進められない」とか、「やってはいるが、このやり方でよいのかがわからない」などからくる感情です。
私の経験上ではありますが、不安があると前に進めないと思うのです。前に進むためには、「相談する」です。要は、不安であることを相手に正しく伝える力が新人さんには必要だと思っています。
「わからない、どうしよう・・・」「困った、どうしよう・・・」のとき、先輩や上司に話しかけにくくて、黙っている新人さんも結構見かけました。
これは、専門用語で言うと、「未学習」「誤学習」というそうです。自分の意志を伝えたいときに、伝える方法を教えられていない(未学習)、伝える方法が間違っている(誤学習)とのこと。
「黙っている」
=「わかっていると思っている」「問題なく進んでいる」と判断される
ということを、新人さんにぜひ伝えていただきたいと思います。
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上記とそれ以外に、新人さんの仕事をし始めたときのセルフマネジメントを4点お伝えしております。
① わからないときは、手を挙げよう! 周りの先輩に声をかけよう!
⇒ 「わからない」ということを、正しく伝える
② 不安は必ずあるもの
⇒ 不安の気持ちは、リスク管理(気を付けようとする気持ちと行動)になる
③ 一人前になることを焦らない
⇒ 経験を積むことでスキルが身に着くからこそ、日々実直に取り組む
④ ストレスを数値化してみる
⇒ “ストレスのバケツ”に”100ストレスたまる”としたら、今、どれぐらいたまってるか?
”70ストレス以上”溜まっていたら、自分で軽減できるのか、できないなら相談する
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折角、今の職場を選択してくれた新人さんです。
コロナ禍で入学式もなかった・・・オンライン授業ばかり・・・と影響を最も受けた今年度の新人さんです。
困ったときのコミュニケーションのとり方を是非、お伝えいただきたいとおもいます!
入院生活で見えたこと~その① 病院での接遇マナー~
2023年03月19日
関東地方は、桜が開花し、ここのところの気温上昇で一気に満開になりそうな陽気です。
さて、年末から約50日の入院生活を送っていて、気が付いたことがありましたので、何回かに分けて、ここで綴ってまいります。
今回のテーマは、「病院での接遇マナー」です。
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病院やクリニック、介護施設も含め医療機関では、「接遇・マナー」の研修を毎年実施しているところが結構あります。また、「接遇向上委員会」を設置して、その向上に日々取り組まれています。
「接遇・マナー」は、次のとおり分類されます。
✅ 身だしなみ
✅ あいさつ
✅ 言葉遣い(敬語)
✅ 態度・姿勢・表情 など
入院する前までは、医療機関では、接遇・マナーがきちんとできていないと、クレームの原因になりかねない、だから「接遇・マナー」は大切であるということを研修で伝えてきました。
接遇・マナーによるクレームは、本来業務(医療・介護)を進める上での障害となり、業務が遅れてしまったり、せっかくの本来業務が否定されかねません。
どんないよい医療やケアをしていても、接遇・マナーができていなければ、「治療は信頼できるんだけど、職員の態度がね・・・」「言葉遣いがね・・・」など言われてしまいます。最悪は、ネットでの評判サイトに書き込みされてしまうなども・・・
このようなことを未然に防ぐために接遇・マナー研修等で、ある意味、リスクマネジメントであるといえます。このように徹底しているわけですが、入院して気づいたことが1つありました。
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入院中、接遇・マナーのことが全く気にならなかったのです。
研修講師として入院病棟の職員の方たちを見れば、いくつか気になることがあり指摘してくなったかもしれません。しかし、患者として病棟の職員の方たちを見ていると、自分の身体のことが第一なので、医療に直接的に関係がない接遇・マナーのことが全くというほど気になることがありませんでした。
「気になる・ならない」というよりも、患者としては早く退院したい気持ちがいっぱいですので、接遇・マナーは目に入らなかったのだと思います。
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だからと言って、接遇・マナーの徹底が必要ないということではありません。
入院生活を経験して、患者視点から、医療・ケアに直接携わる職員とそうではない職員とで、患者が求めることが違うということのように思います。
また、外来と病棟でも求められることが違うんだなと感じたところです。
職種によって、役割によって、顧客が何を求めているのか、具体的に洗い出してみるのもよいかもしれませんね。
私の「前向きになる方法」
2023年02月23日
ご関係者の方々にはお知らせしておりましたが、昨年12月末に人工股関節の手術・入院いたしました。
2月10日に無事に退院いたしましたこと、ご報告申し上げますとともに、ご心配・ご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお礼とお詫びを申し上げます。
既に通常営業で活動しておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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このたびの手術・入院では、予定では3週間ぐらいだったのですが、術後の経過が芳しくなく、1か月後に2回目の手術をいたしました。
1か月間で2回の手術、入院期間は約50日。
1回目の手術の後、リハビリを続けていましたが、2回目の手術が決定した後は、これまでのリハビリは結局無駄になってしまいました。
2回目の術後は1回目で”練習”していたこともあり、順調に回復して、退院することができたわけです。 これも、1回目手術後にケアしてくださった病院スタッフの皆さんに感謝なのです!
まあ、自分でも頑張ったなぁと思います(笑
2回の手術と毎日のリハビリで、病院のスタッフの方やご関係者の方に共通して言われたことがあります。
「1か月間に2回も手術して、リハビリもしなおして・・・なんで下田さんはそんなに前向きでいられるんですか。痛いとも言わないし、しんどいとか感じることはないんですか」と。
確かに、「弱音」を吐くことはありませんでしたが、自分では「前向き」ということを意識してもいませんでした。
(私は前向きなんだ・・・)と改めて教えてもらったようです。
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自己理解を深めるため、今回の手術・入院を自分でどのように捉えていたのかを考えてみました。
私自身が、医療・福祉の業界の皆さん向けに仕事をしているため、
✅ まず、手術・入院で「患者体験」ができる
⇒ 仕事に活かすことができる
✅ 患者目線(顧客目線)になったとき、何をしてほしいのかがわかる
⇒ 病院・施設に求めるサービスを洗い出せる
さらに、
✅ 1か月に2回も手術するなんて、珍しい経験ができる
⇒ つらいと考えるのではなく、誰も経験できないことを経験できる
上記のように捉えていたと思います。
そのためにしていたことは、病院のスタッフの方々の仕事を好奇心いっぱいで観ていました。
また、これまで研修で伝えていたことは、現場のスタッフの皆さんに効果があるのかを勝手に検証したりもしていました。
こんなことをしていたので、入院も振り返るとあっという間の期間だったように思います。
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まとめると、私は「前向き」というよりは、「好奇心」「探求心」を以て手術・入院に臨んでいたのかもしれません。
つらい・苦しいと感じることを、「これからの自分の役に立つこと」、「誰も経験しないことかもしれない」という捉え方をして乗り越えることができると、これから起こるかもしれないつらい・苦しいことにも「あの時頑張れたのだから」という気持ちで向き合えるかもしれませんね。