評価実施時に気をつけたい3つのこと(人事評価シリーズ6)
2018年08月11日
評価者が従業員の評価を実施するとき、評価された側にその結果をできるだけ
受入れてもらえるよう、その努力は必要です。
また、正しい方法で評価をしたという評価者としての自信も必要でしょう。
正しい方法で評価をしたという自信があれば、被評価者に対して、
堂々と説明できるからです。
では、正しい方法とはどのようなことなのでしょうか。
各組織の人事評価制度の規定や実施要領に従うことはもちろんなのですが、
それ以外に「気をつけたい3つのこと」があります。
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1:従業員の実際の行動を観たという事実を評価します
👉 噂や推測、憶測、印象を評価に反映させてはいけません
2:「実際の行動」は仕事に関することだけで評価します
👉 評価者は、従業員の仕事を管理する役割ですので、
仕事がきちんと進められているかの点検として評価するのです
3:評価できる「実際の行動」は、決められた評価期間の行動だけです
👉 評価は仕事の点検ですから、過去のことを掘り返して評価する必要はありません
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「気をつけたい3つのこと」は、評価結果の信頼性、客観性、妥当性を担保するためです。
評価者は、評価表を目の前にしたとき、この「3つのことを気をつけよう」を思い出してみて下さい。
被評価者に評価結果について、自信をもって説明できる要素が増えるかもしれませんよ。