元気のバランス~「元気」と「元気でない」とき
2024年02月07日
一昨日から昨日朝まで、首都圏は雪模様で大混乱に見舞われました。
雪国出身からすると(八戸は大雪になることは滅多にありませんが・・・・)、「これぐらいの雪でこんなに大騒ぎになっちゃうのが首都圏」と思ってしまいます。これを「雪国マウント」というそうです(笑)
SNSのトレンドワードに挙がっていたそうです。
同じくトレンドワードではないですが、アメリカで話題になっているのが、「セサミストリートのエルモの一言」だそうです。
1月29日、SNSでエルモが言った一言とは・・・
「みんな、元気?」
その問いかけに、多くは、「元気じゃない」「つらい」「悲しい」などの本音を吐露した返事がたくさんあったそうです。
「本当は、元気なんかなくて、○○のことがつらいんだよ」とか、「本音を言うと、つらくて悲しい」など。
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「元気?」と訊かれて、本当の意味での「元気」と答えられる人はどれだけいるのでしょうか。
私たちは、毎日「元気な一面」と「元気ではない一面」の両方を持っていると思います。
「元気」と言える部分は、今元気というよりは、「元気に頑張るぞ!」という意気込み的な一面。
意気込みなので、公の場面で堂々と言えるし言わなければ・・・という部分だと思います。
「元気ではない」部分は、今抱えている悩みや困りごとに対してのマイナスな感情が出てしまう一面。
この一面は、なかなか公然の場で話せることではなく、人によっては、自分で抱え込んでしまってメンタル不全に陥ってしまうこともあるかもしれません。しかし、親しい人や聴いてもらえる人に話すことも。
エルモの一言は、後者の一面を引き出してくれた一言だったのだと思います。
つらいとき、悲しいときに自分にため込まず、言える人がエルモだったのかもしれません。
私たちは、本音を押し殺して、ついつい頑張りすぎてしまうことがあります。しかし、それは一時の頑張りであって、長続きする頑張りではないと思うのです。
たまには、自分の「元気ではない」一面もどこかで吐露することで、「元気のバランス」が取れるのではないかと思うのです。
エルモの一言のニュースを観たとき、どんな言葉かと思ったら「みんな、元気?」のフツーの言葉。
なんだ・・・と期待外れと一瞬思いましたが、後から考えて、こんなに深い意味を持つ言葉だったんだと考えさせられました。
「元気?」と問いかけられたとき、「元気じゃないときもあるよ」と言える関係性っていいかもしれませんね。
入院生活で見えたこと~その① 病院での接遇マナー~
2023年03月19日
関東地方は、桜が開花し、ここのところの気温上昇で一気に満開になりそうな陽気です。
さて、年末から約50日の入院生活を送っていて、気が付いたことがありましたので、何回かに分けて、ここで綴ってまいります。
今回のテーマは、「病院での接遇マナー」です。
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病院やクリニック、介護施設も含め医療機関では、「接遇・マナー」の研修を毎年実施しているところが結構あります。また、「接遇向上委員会」を設置して、その向上に日々取り組まれています。
「接遇・マナー」は、次のとおり分類されます。
✅ 身だしなみ
✅ あいさつ
✅ 言葉遣い(敬語)
✅ 態度・姿勢・表情 など
入院する前までは、医療機関では、接遇・マナーがきちんとできていないと、クレームの原因になりかねない、だから「接遇・マナー」は大切であるということを研修で伝えてきました。
接遇・マナーによるクレームは、本来業務(医療・介護)を進める上での障害となり、業務が遅れてしまったり、せっかくの本来業務が否定されかねません。
どんないよい医療やケアをしていても、接遇・マナーができていなければ、「治療は信頼できるんだけど、職員の態度がね・・・」「言葉遣いがね・・・」など言われてしまいます。最悪は、ネットでの評判サイトに書き込みされてしまうなども・・・
このようなことを未然に防ぐために接遇・マナー研修等で、ある意味、リスクマネジメントであるといえます。このように徹底しているわけですが、入院して気づいたことが1つありました。
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入院中、接遇・マナーのことが全く気にならなかったのです。
研修講師として入院病棟の職員の方たちを見れば、いくつか気になることがあり指摘してくなったかもしれません。しかし、患者として病棟の職員の方たちを見ていると、自分の身体のことが第一なので、医療に直接的に関係がない接遇・マナーのことが全くというほど気になることがありませんでした。
「気になる・ならない」というよりも、患者としては早く退院したい気持ちがいっぱいですので、接遇・マナーは目に入らなかったのだと思います。
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だからと言って、接遇・マナーの徹底が必要ないということではありません。
入院生活を経験して、患者視点から、医療・ケアに直接携わる職員とそうではない職員とで、患者が求めることが違うということのように思います。
また、外来と病棟でも求められることが違うんだなと感じたところです。
職種によって、役割によって、顧客が何を求めているのか、具体的に洗い出してみるのもよいかもしれませんね。
私の「前向きになる方法」
2023年02月23日
ご関係者の方々にはお知らせしておりましたが、昨年12月末に人工股関節の手術・入院いたしました。
2月10日に無事に退院いたしましたこと、ご報告申し上げますとともに、ご心配・ご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお礼とお詫びを申し上げます。
既に通常営業で活動しておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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このたびの手術・入院では、予定では3週間ぐらいだったのですが、術後の経過が芳しくなく、1か月後に2回目の手術をいたしました。
1か月間で2回の手術、入院期間は約50日。
1回目の手術の後、リハビリを続けていましたが、2回目の手術が決定した後は、これまでのリハビリは結局無駄になってしまいました。
2回目の術後は1回目で”練習”していたこともあり、順調に回復して、退院することができたわけです。 これも、1回目手術後にケアしてくださった病院スタッフの皆さんに感謝なのです!
まあ、自分でも頑張ったなぁと思います(笑
2回の手術と毎日のリハビリで、病院のスタッフの方やご関係者の方に共通して言われたことがあります。
「1か月間に2回も手術して、リハビリもしなおして・・・なんで下田さんはそんなに前向きでいられるんですか。痛いとも言わないし、しんどいとか感じることはないんですか」と。
確かに、「弱音」を吐くことはありませんでしたが、自分では「前向き」ということを意識してもいませんでした。
(私は前向きなんだ・・・)と改めて教えてもらったようです。
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自己理解を深めるため、今回の手術・入院を自分でどのように捉えていたのかを考えてみました。
私自身が、医療・福祉の業界の皆さん向けに仕事をしているため、
✅ まず、手術・入院で「患者体験」ができる
⇒ 仕事に活かすことができる
✅ 患者目線(顧客目線)になったとき、何をしてほしいのかがわかる
⇒ 病院・施設に求めるサービスを洗い出せる
さらに、
✅ 1か月に2回も手術するなんて、珍しい経験ができる
⇒ つらいと考えるのではなく、誰も経験できないことを経験できる
上記のように捉えていたと思います。
そのためにしていたことは、病院のスタッフの方々の仕事を好奇心いっぱいで観ていました。
また、これまで研修で伝えていたことは、現場のスタッフの皆さんに効果があるのかを勝手に検証したりもしていました。
こんなことをしていたので、入院も振り返るとあっという間の期間だったように思います。
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まとめると、私は「前向き」というよりは、「好奇心」「探求心」を以て手術・入院に臨んでいたのかもしれません。
つらい・苦しいと感じることを、「これからの自分の役に立つこと」、「誰も経験しないことかもしれない」という捉え方をして乗り越えることができると、これから起こるかもしれないつらい・苦しいことにも「あの時頑張れたのだから」という気持ちで向き合えるかもしれませんね。
「普通」って何だろう…~自分基準と相手基準~
2023年02月04日
今回のブログもテレビネタからです📺
元々、テレビドラマが大好きなのですが、今クールのテレビドラマに結構、はまっています。
その1つが、『リエゾン』(テレビ朝日系列)です。
子どもの発達障害専門クリニックを舞台に、さまざまな発達障害の子どもたちへの関わりだったり、子どもの気持ち、その親の気持ちなどを通じて、発達障害を上手にそれぞれが受け入れていく様子を描いているドラマです。
クリニックでは、発達障害のことを「凸凹(でこぼこ)」という表現をしています。
発達障害をもつ人たちの「生きづらさ」を「凸凹らしい生きやすさ」に考え方を変えていくことが描かれています。
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昨日の『リエゾン』では、小学校入学を控えた子どもの発達障害を親が受け入れられず、親がその状況に苦悩するというテーマでした。
どうしても普通学級に入れたい母親と、現実からすると支援学級のほうが子どもにとってよいという葛藤です。
ドラマ終盤で、母親が「普通って何だろう」とつぶやきました。
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「普通」って何だろう・・・🤔
私たちがよく使ってしまうことばである「普通」。
✅ 普通、知ってるよね
✅ 普通、できるでしょ、それぐらい・・・
結構、ことばにしていたり、そう思うことはないですか。
勝手に自分が「普通」という基準を決めていて、その基準を相手に押し付けてしまっているのではないかと思いました。
そう考えると、似たような意味合いでは、「当たり前」、「常識的に」もそうかもしれません。
ドラマに重ねてみると、職場での後輩指導でも同じようなことが考えられるのかもしれないと思いました。
ドラマでは、「生きづらさ」ですが、職場では「居ずらさ」になります。いずれ、離職につながりかねません。
例えば、後輩に指導するとき、「普通は・・・」ということばを使ったり、「〇〇年も経験しているんだから、それぐらい当たり前にできることでしょ」というスタンスで後輩に接していると、後輩に自分の基準を押し付けてしまっていることになり、後輩は、できない自分を責めたり、どう対処してよいかわからなくなる・・・。そして、この職場にはいたくなくなる・・・、つまり「居ずらさ」=離職につながりかねないのかなと思いました。
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昨日の『リエゾン』を観て感じたこと。
個人の成長を促すならば、「普通は・・・」という自分の勝手な基準ではなく、「後輩にどうなってほしいのか基準」で接するスタンスのほうが、成長につながるよなぁ・・・と思った次第です。
「普通」って何だろう・・・。
自分の「普通」と相手の「普通」は違う。その認識を改めて考える機会になりました。
次回も楽しみなドラマです。
「ほめる」ことからのコミュニケーション
2023年01月15日
今朝観ていたテレビ番組で、興味深い話がありました。
初対面の人とコミュニケーションをとるときは、「ほめる」ことをするといいというお話でした。
番組に出演しているタレントさん(Aさんとします)のお子さんがアメリカに留学していて、お子さんに会いに行った時のエピソードでした。
Aさんとお子さんがスーパーで買い物して、レジ精算をしたとき、お子さんがこう言ったそうです。
「ママ、こういうとき、レジの女性の何かをほめると会話が弾んで、英語を話すきっかけになるんだよ」と。
その時のレジの女性は、とても素敵なネイルをしていたそうです。例えば、そのネイルをほめるとか・・・ということらしいです。
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Aさんは、敢えて現地の人と会話をするつもりはなかったようです。
しかし、お子さんに言わせると、現地で生活するためには英語が話せるようにならないといけない、そのためには、
① まずは初対面の人のどこかをほめる
② ほめると相手は何かしら話しかけてくる(「ありがとう」など)
③ 相手が話す英語を自分は一生懸命理解しようとするのでヒアリングの力が
身に着く
だそうです。
朝から、納得しました。
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初対面の方だけではなく、よりよい関係性を築くために「相手をほめる」ことはとても有効だと思います。
「おだてる」とか「お世辞を言う」ということではなく、純粋に「嬉しいな」とか「ありがたいな」と感じたことを素直に言葉にすると、相手の方も嫌な気持ちにはなりませんし、そのような言葉を発した人に対して、好意的な感情を抱くのは間違いありません。
好意的な感情を抱くと、言葉を発した人に対してのコミュニケーションの壁がなくなりますので、自分のことを話したくなったり、よりよい情報を伝えたくなったりもします。さらに、言葉を発した人のことをより知りたくなることから、反対に様々な質問をしてくるかもしれません。
こうして、双方でコミュニケーションの量(回数)が増えることから、よりよい信頼関係が築かれているのだと思います。
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「この人と仲良くなりたい!」と思うならば、まずは相手の「いいなぁ」「素敵だなぁ」「かっこいいなぁ」などプラスの点を見つけて、感じたことを素直にほめることを実践してみるとよいかもしれません。
しかし、そう簡単に初対面の方を「ほめる」というのは難しいものです。ある程度のトレーニングが必要だと思います。
そこで・・・
普段から、道を歩いている時、電車に乗っている時など見知らぬ方たちを観察して、「”見た目”からよいところを見つける」ことをしてみてはいかがでしょうか。”見た目”とは、服装やしぐさなどを観察してみるとよいかもしれません。
あと2ヶ月半で、新たな年度がスタートします。
入学、入社、転勤、人事異動など、初めて会話を交わす機会が増える前に、初対面の方とのコミュニケーションを今のうちからトレーニングしてみてはいかがですか🎵
印鑑証明書発行をしに役所へ~そこで起こった出来事から~
2022年06月26日
東日本は、6月だというのに記録的な暑さが続いております。
年々、夏が長くなり春と秋が短くなってきていますね。四季がはっきりしているのが日本の気候の特性ですが、それも・・・・ですね。
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先日、印鑑証明書が必要で役所を訪ねました。
マイナンバーカードでの発行手続きで窓口に申請書を提出したところ、電子申請の期限が切れているとのことで、別の窓口で期限更新の手続きをしました。
期限更新の窓口の担当された方は、おそらく定年後の再雇用で採用されたなどのご年配の方でしたが、手続きはスムーズに進み、無事更新。
ただ、当日中の印鑑証明は発行できないとのことでした・・・。
(ここでちょっと・・・電子申請なのにすぐに対応できないんだ・・・)
「今日は、印鑑証明書は発行できませんので、明日以降来てください」と。
(まあ、仕方ない・・・)
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その夜、「明日また行くか」と翌日の予定を組んでいた時、コンビニで各種証明書が受け取れるサービスが確かあった!と思い出しました。
マイナンバーカードがあれば、住民票等の証明書は窓口よりも手数料も安く発行できるんですよね。
翌日、近所のコンビニで無事に印鑑証明書を発行することができました。
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前日の役所の窓口で、「マイナンバーカードがあれば、コンビニでも発行できますよ」と伝えてくれると親切なんだけどなぁ・・・と思ったところです。
今回の出来事で、2つのことを考える機会となりました。
1つ目は、あれほどコマーシャルでマイナンバーカードの普及に取り組んでいる行政なのに、活用促進の取り組みはまだまだなんだなぁと思った出来事でした。
きっと使うと便利な制度なのに、もったいないことをしているように感じます。
2つ目は、窓口スタッフは、単年度契約で高齢者雇用となると、職務の範囲が限定されていることから、プラスαのサービストーク(今回のことであれば、「明日以降でしたら、近所のコンビニならどこでも手数料も安く発行できますよ」)は難しいのかもしれない・・・とも思いました。
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7月10日(日)は参院選。
物価高による生活への影響、賃金が上がっていない現状、少子化と高齢化が加速することでの労働力人口の減少と働き手の確保など、生活密着の課題がたくさんあります。
今回の出来事は、たいしたことではないかもしれませんが、暮しでの不具合を考える機会になったとともに、それをどうにかしたいのであれば、選挙に行かないと!とも思ったしだいです。
選挙に行こう!(と娘にも言っておかないとです💦)
なぜ、今も勉強したいのか…
2022年01月10日
私は勉強することが結構好きなほうだと思います。
今もいろんなことを吸収したいと思っています。
ただ、それは好きということが大前提ではあるものの、何のために勉強しているのかを考えることはありませんでした。
今日、ある方とお話する機会があり、「何のために」に気づきました。
その方とお話していて、お互いのこれまでの自分自身のキャリアのことを話しました。
気付くと、3時間。
話しているうちに、価値観が同じだったからこそ、これだけの時間を知らず知らず私も話していたのだと思います。
※ちなみに、私は「価値観が違う」ということを言いたいときは、「大事にしていることの違い」と言い換えています。
「価値観が違う」という相手に言ってしまうと、そこで相手との関係性は断絶してしまうので、「お互い大事にしていることは違いますもんね。それをお互いに大事にしつつ、これからどうするか考えてみませんか?」という風にです。
********************
あ、話は戻って…
会話の中で、私自身のこれまでのキャリア(というか、どうしてこの仕事をするにようになったのか他)から、その合間で勉強もしてきたな‥と振り返ることがありました。
「勉強しなければ!」と思った大きな転機は2つありました。
①当時「人事アドバイザー」を名乗るならば、人事の仕事を自分なりの定義を作り、体系だったことを提供しなければ病院、施設に失礼だ!
ということから、40歳で大学院で人事を学びたいという思いから、法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科の1年制で学んだ(2年間プログラムを1年間で学ぶコースです)。
②現在、人事は「ひと(人)のこと(事)」ということを考えると、ひと(人)の気持ちを学問的にもっと知っておきたく、通信ですが心理学の学部で学んでいる。
********************
母子家庭で娘を育てながらも、自分の勉強に投資してきました。
(お金が貯まらない(笑)
それは、もちろん勉強は自分のためのいわゆる「自己啓発」ではありますが、私が勉強する理由の”根っこ”は、「困っているから、どうしたらいい」というお声がかかった方たちに”最・最・最適なお応え”をしたいからだ!ということに気づきました。
「自分のために勉強している」は、結果として「自分を必要としてくださる方がいたときに役に立てるため」ということでした。
経験に勝るものはなし。一方で、経験したことを体系化しておかなければ、付け焼刃的なお応えしかできません。だからこそ、勉強することで知識を得て、これまでの経験を照らし合わせ、知恵をもって解決策を提案する。
「こうありたい」と思う今日の素敵なおしゃべりタイムでした(^^)
2022年 新年のご挨拶
2022年01月01日
明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2021年も新型コロナに振り回される一年となってしまいましたが、自粛ムードから工夫しながら日常に戻すことへと変化した一年だったと思います。
ドラえもんのどこでもドアではありませんが、全国どこでも、世界どこでもリモートでつながることができ、どこにいても「会いたい人に会える」ことが当たり前になりました。
エイトドアも例外ではなく、2021年のリモート率は全体の業務の9割を占めるようになりました。
変わりなくお仕事をいただけることに感謝するとともに、更なる工夫を重ねながら医療・福祉の現場の皆様に人と組織の課題解決を提案できるよう努力してまいります。
2022年、エイトドアは第5期を迎えます。
無事にこの年を迎えたことに心よりお礼申し上げます。
そして、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
【広報部長よりご挨拶🐶】
株式会社エイトドア
代表取締役 下田 静香
「クレーム」ということばの捉え方
2021年11月11日
皆さんは、「クレーム」ということばに対して、プラスのイメージでしょうか。マイナスのイメージでしょうか。
おそらく、マイナスのイメージを持っている方が多いと思われます。
「クレーマー」というとさらに悪いイメージのことばになってしまいます。
「クレーム」は、「いちゃもんつけられた」とか「文句をつけられた」という理解で捉えられているからです。要は、理不尽なことを言われたという解釈です。
しかし、すべての「クレーム」がそうなのでしょうか。
*~*~*~*~*~*~*
クレームには、2種類の解釈があると思います。
1つは、悪い意味でのクレームです。まさに「いちゃもんつけられる」、「文句をつけられる」、「事実ではないことを言われる」などの理不尽な内容のクレームです。
これについては、各病院、施設での悪質なクレーマーに対する対応マニュアルと対応訓練をしておく必要があります。最悪、「訴えてやる!」というような事態に発展しかねません。
悪い意味でのクレームは、①冷静かつ毅然とした態度、②複数のスタッフで聴く、③相手が最後まで話終えてから、話すが基本です。
もう1つは、正しい意味のクレームです。そもそも、「クレーム」は英語で「claim」と表記され、「要望する」、「要求する」、「主張する」などで訳されています。
この解釈ですと、「こうしてほしい」という患者さん、利用者さんや家族からの希望や要望となります。しかし、現場で仕事をしていると、「こちらがこんなに一生懸命にやっているのに」という前提があり、それに対してさらに要望を言われてしまうことにより、「文句をつけられた」というように捉えてしまうのです。
その「要望」を冷静に考えてみると、実はとても理にかなった要望、つまり「クレーム」だったりします。
では、正しい意味でのクレームにはどのようなものがあるのでしょうか。
例えば・・・
✅ 「○○したほうがいいと思います」というような提案型のクレーム
✅ 話す態度が冷静で、話の内容が具体的であるクレーム
✅ 職員の言葉遣いや態度に関するクレーム
(接遇マナーは相手を不快にさせないことという視点から)
正しい意味でのクレームは、職場にいる自分たちでは気付かない(内側からは見えない)サービス提供での課題(問題)なのです。
サービスを提供する側としてはよかれと思ってやっていることが、顧客からするとそれほどよくない、もしくは不快であるということもあるのです。それを教えてくれるのが正しい意味での「クレーム」なのです。
誰でもクレームを言われると、一瞬「カチン」とくるものです。それは前述のとおり、「一生懸命やっている」からです。
しかし、言われる側も冷静に、何が違っているのかを受け止め、解決することで「私の要望を聴いてくれて解決してくれた」という満足度につながる可能性が大なのです。
また、正しい意味でのクレームを言われるということは、「きっとこの人に言えば解決してくれる」という期待も込められています。正しい意味でのクレームだからこそ、理解してくれると思う人に言うのではないでしょうか。
「クレーム」のことばの捉え方で、職場では気付かない課題が発見できるかもしれませんね。
働きものがいっぱい〜近所の八百屋さん〜
2021年10月08日
近所の商店街にある八百屋さん。
以前から、ブログに書きたいと思っていた八百屋さんをご紹介します(^^)/
とにかく安い! 野菜10品買っても7~800円ぐらいのときもあります。もちろん、野菜の相場によって変動しますが、大手スーパーの半額の品もあったりして、野菜を買うのはこの八百屋さんと決めています。
・・・ではなく、私が紹介したいのはこういうことではありません。
そんな八百屋さんですから、毎日多くのお客さんであふれています。朝の開店から長蛇の列です。レジが6台ありますが、ずっと稼働しっぱなしです。
私は、この八百屋さんの従業員の方たちの働きぶりに興味があり、かなり前から、買い物のときや通りがかったときに観察していました。
*~*~*~*~*~*~*~*
朝早くからの市場から仕入れた野菜や果物を陳列棚に並べるのは、比較的若い男性従業員の方々です。だいだい朝7時ぐらいから勤務開始の様子、とにかく働きます。
日中のレジは、おそらく主婦の女性パートの方々。そして夕方からは制服を着た女子高生のアルバイトと交替です。この方たちもとにかく大勢のお客さんを手際よくさばきます。
また、夕方以降の商品陳列や閉店までの片付けは、男子高生アルバイトも加わります。
*~*~*~*~*~*~*~*
見た目で判断してはいけないことを重々承知ですが、男女の高校生たちは、髪の毛の色は鮮やかだったり、耳ピアスもたくさんついていたり、自由な格好です。
八百屋さんも接客業ですから、経営者によっては、見た目を気にする人もいると思います。私もこの八百屋さんで買い物し始めたときは、「こんな格好の子たちを雇うんだ・・・」と、マイナスな印象の八百屋さんだったイメージがありました。
しかし、日々買い物をするようになって、とにかく暇なく働く従業員の皆さんばかりだと関心するようになりました。
そこで、とにかく興味があって、この従業員の皆さんの何がいいのか…を考えてみました。
2つの点が考えられます。
*~*~*~*~*~*~*~*
1つ目は、不愛想な表情をしている従業員は一人がいないことです。かといって、おもてなしっぽい表情を作っている従業員もいません。それでも印象がよいのです。
なぜ印象がよいのかを考えてみたところ、男性も女性も元気に声を出して挨拶していることだと思いました。
「こちらのレジにどうぞ~」というお客さんへの声かけ、狭い店内で従業員が野菜を運んだりするときは「後ろ失礼しま~す」と、①しっかり、②元気な声で、③そのときにあった挨拶をしているのです。
特に、高校生たちにはその点をちゃんと教えているのだと思います。その実践が、お客さんによっては「見た目」を気にするかもしれないところを逆転させているのです。
2つ目は、全従業員がとにかく隙間時間を作らないことです。
例えば、レジでは、長蛇の列でお客さんがレジ待ちしているにもかかわらず、1人のお客さんの商品のレジ打ちが終わって、お客さんが代金をお財布から出している間にも、手元に野菜が入った段ボールがあり、少しでも手があくと袋詰めしているのです。
先日、お財布から代金を出していたところ、レジの女子高生(たぶん)は、ニンジン3本1袋を3袋も作っていました(驚!)
(もたもたと小銭を出していたわけではなくです(笑))
きっと、この女子高生は社会人になっても、手が空いたとき「何かやることありますか?」と先輩たちに声をかけられるんだろうなぁ~と関心しました。
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どんな人材育成をしているのか、とても興味を持ちました。
店長さんらしき方は、店舗前に座って、野菜や果物をかごに盛り付けたりしています。その座っている位置は、お客さんの流れが見渡せる場所です。
いつかこの店長さんらしき方に、インタビューしたくてうずうずしています。
きっと、「人はこうすればちゃんと育つんだよ!」とか、「お客さんが喜ぶのはこういうことなんだよ!」とか、従業員視点や顧客視点の本音(根っこ)のことを持っていらっしゃるように思います。
ということで、八百屋さんの人材育成、組織づくりレポートはまだまだ続きます!
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