働きものがいっぱい〜近所の八百屋さん〜
2021年10月08日
近所の商店街にある八百屋さん。
以前から、ブログに書きたいと思っていた八百屋さんをご紹介します(^^)/
とにかく安い! 野菜10品買っても7~800円ぐらいのときもあります。もちろん、野菜の相場によって変動しますが、大手スーパーの半額の品もあったりして、野菜を買うのはこの八百屋さんと決めています。
・・・ではなく、私が紹介したいのはこういうことではありません。
そんな八百屋さんですから、毎日多くのお客さんであふれています。朝の開店から長蛇の列です。レジが6台ありますが、ずっと稼働しっぱなしです。
私は、この八百屋さんの従業員の方たちの働きぶりに興味があり、かなり前から、買い物のときや通りがかったときに観察していました。
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朝早くからの市場から仕入れた野菜や果物を陳列棚に並べるのは、比較的若い男性従業員の方々です。だいだい朝7時ぐらいから勤務開始の様子、とにかく働きます。
日中のレジは、おそらく主婦の女性パートの方々。そして夕方からは制服を着た女子高生のアルバイトと交替です。この方たちもとにかく大勢のお客さんを手際よくさばきます。
また、夕方以降の商品陳列や閉店までの片付けは、男子高生アルバイトも加わります。
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見た目で判断してはいけないことを重々承知ですが、男女の高校生たちは、髪の毛の色は鮮やかだったり、耳ピアスもたくさんついていたり、自由な格好です。
八百屋さんも接客業ですから、経営者によっては、見た目を気にする人もいると思います。私もこの八百屋さんで買い物し始めたときは、「こんな格好の子たちを雇うんだ・・・」と、マイナスな印象の八百屋さんだったイメージがありました。
しかし、日々買い物をするようになって、とにかく暇なく働く従業員の皆さんばかりだと関心するようになりました。
そこで、とにかく興味があって、この従業員の皆さんの何がいいのか…を考えてみました。
2つの点が考えられます。
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1つ目は、不愛想な表情をしている従業員は一人がいないことです。かといって、おもてなしっぽい表情を作っている従業員もいません。それでも印象がよいのです。
なぜ印象がよいのかを考えてみたところ、男性も女性も元気に声を出して挨拶していることだと思いました。
「こちらのレジにどうぞ~」というお客さんへの声かけ、狭い店内で従業員が野菜を運んだりするときは「後ろ失礼しま~す」と、①しっかり、②元気な声で、③そのときにあった挨拶をしているのです。
特に、高校生たちにはその点をちゃんと教えているのだと思います。その実践が、お客さんによっては「見た目」を気にするかもしれないところを逆転させているのです。
2つ目は、全従業員がとにかく隙間時間を作らないことです。
例えば、レジでは、長蛇の列でお客さんがレジ待ちしているにもかかわらず、1人のお客さんの商品のレジ打ちが終わって、お客さんが代金をお財布から出している間にも、手元に野菜が入った段ボールがあり、少しでも手があくと袋詰めしているのです。
先日、お財布から代金を出していたところ、レジの女子高生(たぶん)は、ニンジン3本1袋を3袋も作っていました(驚!)
(もたもたと小銭を出していたわけではなくです(笑))
きっと、この女子高生は社会人になっても、手が空いたとき「何かやることありますか?」と先輩たちに声をかけられるんだろうなぁ~と関心しました。
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どんな人材育成をしているのか、とても興味を持ちました。
店長さんらしき方は、店舗前に座って、野菜や果物をかごに盛り付けたりしています。その座っている位置は、お客さんの流れが見渡せる場所です。
いつかこの店長さんらしき方に、インタビューしたくてうずうずしています。
きっと、「人はこうすればちゃんと育つんだよ!」とか、「お客さんが喜ぶのはこういうことなんだよ!」とか、従業員視点や顧客視点の本音(根っこ)のことを持っていらっしゃるように思います。
ということで、八百屋さんの人材育成、組織づくりレポートはまだまだ続きます!