新入職員を迎えるためにできること③~新入職員の気持ちを知る~
2022年04月10日
新年度が始まりました。日本どの組織も新人さんをいよいよ迎え入れましたね。
毎日元気に出勤してきていますか。
「新入職員を迎えるためにできること」をテーマに、
第1回 「新入職員と自分は何が違うのか」
第2回 「無意識な苦手意識が新人を遠ざける」を書いてきました。
第3回は、「新入職員の気持ちを知る」です。
昨年度、ある病院で新人さんの定期的に面談をする機会がありました。
そこで思ったことが、世代の違いがどうこうではなく、こういうことを気にしていたんだ…ということを知りました。
私たちは、経験があって、それがベースで職場を捉えがちですが、新人さんは配属先はこれまでの環境からすると「アウェー」。
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面談から、改めて知ったことは、私たちは「そんなことで傷ついちゃうの?」の感覚の違いです。
その違いを、私たちの感覚に引き寄せるのではなく、私たちがその気持ちを知ろうとする歩み寄りです。
こんな事例がありました。 こういうことがあると、辞めたい気持ちになった…そうです。
✅ 「声が小さいよ」と注意されたとき
✅ インシデントが続き、自分は「選択した職種」(看護師他の国家資格の職種です)に向いていないと考え続けたとき
✅ 同期は夜勤に入っているのに、私はまだ入れていない(看護師事例)
✅ ある仕事ができなくて、何度も教えてもらったとき
このような新人さんの気持ちを聞くと、「え~~、そんなことでぇ~」と思う方が大半かと思います。
しかし、それが現実であることも然り。
そして、このような新人さんの声を聴いたときにやってはいけないこと。
「私が新人の時はそんなことまでやってくれていなかった」・・・ですよね。
そもそそも、自分たちが育成してもらった環境は日々変化しています。そのことは、本ブログの第1回のとおりです。
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では、新人さんがどんな気持ちでいるのか・・・。
実は、とても先輩や周りの方たちに気を遣っています。
こんなことを話してくれました。
✅ 自分がいることで迷惑をかけている
✅ 手間がかかって申し訳ない
✅ 少しでもできないことがあると自信がなくなる、職に向いていないと思い込む
✅ 不安や心配なことを職場で相談できない
✅ 仕事のことで質問したいが、声をかけられない
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こういう気持ちがあるから、周りや教育担当者に話しかけにくくなっている事実を知っていただきたいと思います。
次回「新入職員を迎え入れるために」最終回は、上記のことをどうすればいいか…です!
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