評価は、仕事の「点検」です(人事評価シリーズ13)
2018年09月09日
「評価」というと、良いor悪い、できるorできないなど、優劣を判定する意味で使われます。
ですので、人事評価は、評価者から「あなたは出来る人、出来ない人」と判定される感じがするため、
毛嫌いされる要素があるのです。
しかし、共に仕事をするのに、判定することは全く意味のないことです。
元々は、人事評価をすることで、組織内の仕事が上手く進むことを目的としているわけですから、
人事評価の「評価をする」本来の意味を理解することは大切なことだと思います。
そこで、評価者の役割から「評価をする」本来の意味を考えてみましょう。
「評価」を「点検」ということばに置き換えてみると、
本来の意味を理解しやすいのではないかと思います。
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評価者の役割には次の5つの役割があります。
① 仕事の点検する役割
👉 業務遂行管理ですね
② 点検して修正する役割
👉 スタッフの業務指導、アドバイス、サポートの役割ですね
③ スタッフのできている状態、できていない状態を見て、仕事を割り当てる役割
👉 業務ローテーション、組織目標(病院目標、部署目標)の割り当ての役割と言えるでしょう
④ スタッフの得意なことを知り、それを伸ばす(活用・・・使う)役割
👉 スタッフの能力開発、新たな業務の経験の機会を与える、目標設定のサポートなどの役割ですね
⑤ スタッフの不得意なことを知り、それをカバーする役割
👉 スタッフの業務遂行の見守り、サポート、指導アドバイス等、リスク管理に相当する役割ですね
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5つの役割、よくよく見ると管理職の役割の一部に相当すると思いませんか?
要は、「評価をする」こと=管理者としての役割遂行なのです。
いかがですか? 「評価」ではなく「点検」と置き換えて、人事評価に向き合ってみませんか?