人事評価と目標管理の目的を伝えることの大切さ(人事評価シリーズ28)
2019年05月30日
人事評価制度や目標管理制度。スタッフにとっては「めんどくさいな~」と思われる制度ですし、できればやりたくな制度であることは否めません。
また、経営側もスタッフが嫌がる制度をやらずとも、経営・組織運営・人が育つのであればやりたくないはずです。しかし、そういはいきません。複数の人が集まるということは、考え方の違いもあり、やりたいこともそれぞれです。一つの組織に属するならば、一つの目的をもって、誰かに貢献することをするのが組織です。
その一つの目的をもって進むとなると、目的を作ってそれをスタッフに伝える人、目的のために誰が何をするのかを指示する人、与えられた役割を着実にこなすメンバー、こなすことができないのであれば教える役割の人、そしてこなした結果は正しかったのかを点検修正する人…のように役割と分担が必要になります。
この役割と分担とやり方を人事評価制度と目標管理制度を使って、動かしているということなのです。
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一般的に、人事評価や目標管理の目的は、人材育成と組織活性化と言われています。おそらく皆さんの組織の人事評価制度規程にはそのような類の目的が明示されていると思います。
しかし、「人材育成と組織活性化」ということばは、言われるとわかったつもりになりますが、具体的にどのような効果があるのかが非常に見えにくいことばでもあります。要は、目的をわかったつもりでいても、具体的にどのようないいことがあるのかがわかりにくいということです。また、「人材育成と組織活性化」と言われると、制度に反対のしようがないというのも現実です。あまり積極的に取り組みたくない気持ちがあると、”適当に”制度に関わればいいぐらいに思う人が出てくることも考えられます。
だからこそ、スタッフに納得のいく、腑に落ちる目的と効果を伝えることが肝要なのです。