フィードバック面接の準備、必要だと思いませんか(人事評価シリーズ23)
2018年12月23日
人事評価の結果を伝えるフィードバック面接。どのようなすすめ方をしていますか?
面接は、「人事評価シリーズ22 スタッフ面接の目的」でお伝えしましたとおり、「スタッフのことを知る」ことが最大の目的だと思うのです。「知ること」でスタッフがどのような気持ちで仕事をしているのか、嫌々ながら仕事をしているのであれば、いい成果がでるはずはありませんので、そのような気持ちを排除する必要があります。だからこそ、「スタッフのことを知る」機会が面接なのです。
ただ、「あなたのことを知りたいので面接します」というわけにはいきません。
ですので、人事評価の結果の自己評価(自分はどのように思っている)、他者評価(上司はこう思っている)を付け合わせながら、これから一緒に仕事をし続けるためによりよい方向に向かうように話し合いましょう!というのがフィードバック面接の大切なねらいだと思うのです。
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折角お互いの忙しい時間で面接をするのですから、スタッフにとって有意義な時間にしたいものです。
そうなると、上司としてあらかじめ面接で何を伝えるかを準備することは是非していただきたいと思います。
「面倒だな・・・」と思うかもしれませんが、何も準備しないで面接に臨むことほど無駄な面接はありません。
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準備するメリットとして次の4つが考えられます。
☑ 話がそれない
⇒ 人事評価のフィードバック面接です。スタッフの立場からすると、
上司とゆっくり面接するとき、どうしても直近のトピックスが話題に
なりがちです。
そのようなことに話がそれないよう話す内容を準備しておきましょう。
☑ スタッフの話に流されない
⇒ 中には、「これだけは上司に強く言っておきたい!」と意気込んで
面接に臨むスタッフもいます。それに耳を傾けることももちろん大切な
ことですが、そのことばかりに時間を費やすのも問題です。
ある程度聴いたところで、本来の面接の目的であるフィードバックを
きちんと終わらせるためにも準備は有効です。
☑ 面接時間の効率化
⇒ 日常の忙しい時間に面接時間を確保するのは、結構な負担になります。
お互いに面接のために確保した時間が有効になるためには、上司の側から
伝えたいこと、スタッフから訊いておきたいことなどをメモなどして準備
しておいたほうがお互いに中身の濃い面接ができると思うのです。
☑ 必ず伝えたいこと等、伝え漏れがない
⇒ 面接はスタッフという相手がいることですから、どんなに準備を確実に
していたとしても、「話の流れ」というものがあります。想定どおりの
すすめ方ができるとは限りません。
面接の準備をするということは、必ず伝えておきたいこと(例えば、必ず
守ってほしいルール、必ず達成してほしい目標などの必須内容)などの
伝え漏れを防ぐことができます。
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いかがでしょうか。面接を始める前に準備しておくことで、丁寧にスタッフに伝える、丁寧にスタッフのことを知ることができそうではありませんか。
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